秋も深まり朝夕の冷え込みも厳しくなりました.燦々会のみなさん,変わりありませんか.
先日,図書館への道すがら,永いこと空き室となっているオフィスビルの出入り口に石蕗の花が咲いているのをみつけました.下の写真は後日撮ったものです.
条件の悪い日影などでも花を咲かせるので,石蕗のはなことばは「困難に負けない」だそうです.今の時代,特に3.11震災,原発事故以後の塞ぎこんだ社会状況にはふさわしい花ことばかもしれません.
ご多分に漏れず,当地でも商店街のお店の殆どがシャッターを下ろしていますし,オフィスビルの空き室も目立ちます.加えて,震災で被害を受け未修理のビルや家々がそこここあにあります.世紀末から続く困難に負けずに何時まで耐えられるかと,ふと考えこんでしまいます.
石蕗の花 10/28撮影
上記写真右隅の花を切り取ってみました.
こちらの方が石蕗の花のイメージかと.
つわぶきは故郷の花母の花 坪内稔典
貧にして住持去るなり石蕗の花 夏目漱石
蛇足 石蕗は11月20日(Web),または12月5日(ラジオ深夜便)の誕生日の花だそうです. 石蕗の花は俳句によくよまれています. 例えば,
子規,
漱石,
俳句案内など.
ご参考まで.
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