急速回転性 目まい騒動 の一部始終
相原 孝志
〓 ひどい目まいの発症
あの長かった酷暑も過ぎた平成22年9月末 快晴らしい休日の朝、そろそろ起床しようかとベットの中でのこと、何か頭に異常があるような予感がする。横向きになったその時、これまでに経験したことのない凄い目まいが起きたのである。これまで立眩みや天井が廻る程度の目まいの経験はあったのだがそんなものではない、凄い急速回転性目まいなのである。さあいよいよ脳に異変が起きてしまったのだろうか、一瞬高齢化途中の身体機能低下がついに頭にもかと不安がよぎる。この目まいでこれからの生活にどんな影響が出てくるのだろうか、目が回るなか頭を廻す。病院へ行くにも取敢えず症状を確かめるべきと、まず色々体位を変えてみたのだが、仰向けないしはうつ伏せでは発症せず、横向きになってたちまち高速回転性目まいが発生し時間の経過とともに落着いていくのだが回転が止まることはない。立ち上がり座位となれば間もなく治まってしまう。回転方向は左から右なのかそれとも反対なのか、これがどうしても確かめられない。目まいと同時に冷や汗と吐き気の気配があったが、起床し立ち上がってみれば特段の問題はなくなってしまうのだった。
過去に同じようなことがなかったかと日記をめくってみて、半年前に軽度の目まいがあったとの記録を発見。4月初め「雪の富士と桜」を眺めようと出かけた旅先で起床時目まいがあり、三半規管不調かと自己診断した記録が残っていた。そのまま忘れていたのだが、今回のことと関連はどうか不明ではあるが全く無関係ではないようにも思える。
〓 脳神経内科受診
・診察のあらまし
発症翌日早速、脳専門病院 神経内科を受診。手足をはじめとして身体機能検査そして撮影時間3分程度のCT検査を受けた。身体機能検査では、眼球運動、瞳孔、三叉神経、顔面神経、聴力、嚥下障害などの脳神経系、筋力や歩行などの運動系、触覚、温度覚の感覚系などかなり多くの検査がされたのだが、診断結果は脳には特に異常はないようだ、耳からの可能性があるかもしれない、進行性はないだろうとの診断であった。ただ高齢化に伴なう動脈硬化の可能性確認のために、血管影像も得られるMR検査を勧められたのである。
・CT検査
CT検査
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