急速回転性 目まい騒動 の一部始終 by 相原
2010-12-06


 この度のCTならびにMR検査を終えて担当医の診断結果は、脳並びに脳内血管にも特別の異常はない。従って耳鼻科の診断を求めるべきかもしれぬが、今回のようなケースでは原因を特定できないことが多いという。言外に耳鼻科の診断は不要ではないかというように聞こえたのである。今後の対策は、これまで通り成人病対策を徹底させるべきだとのお達しであった。その背景には肥満防止対策の重要性があることを自覚してはいるのだが、実行し得るかどうかの覚悟が問われているということだろう。

 

・費用

 CT検査を含む初診時費用は約2万円で、内画像診断料は14千円弱であるが、MRI+MRA検査は約19千円であった。ところでMRI+MRA検査後の医師の診断料は700円である。安いのではなかろうか。CTやMRのハード利用料と医師の診断料との格差は大きすぎると感じたのである。

 

〓 目まい騒動が治まり思うこと

 この度のひどい目眩の原因は、脳機能不調によるものではないことがはっきりした。更に脳内断面像もほぼ正常であり脳動脈瘤や脳動脈硬化病変もないことから、目まいの原因だけではなく脳自体の健康度を確認できたことは大変嬉しいことであった。以前物が二重に見えたり目まいやしびれがある場合、動脈瘤が神経を圧迫している可能性があるという話を聞いたことがあったからである。

またこれまでは、脳内に異変有と診断された場合、その処置は高リスクとなるだけに余計な検査はせず成行きに任せ自然体で対処しようと覚悟し、これまで脳ドックは受診してこなかった。結局この度の目まい発症による診察で脳ドック同様の検査をすることとなってしまったのだが、肝心な脳であるだけに問題無しとなって一安心したのである。

更に、これを機会に色々考えておくべきことに気付いたことも大きな収穫であった。それは高齢化に伴なう身体の機能低下、特に平衡感覚や運動機能の低下が進むだろうことに注意していかなければならないが、これらの機能低下で起こる身のサバキ方不十分による事故防止に心掛けていかなければなるまいということである。そして三半規管機能の状況にも注意していくべきだし重度の目まいの再発あるべしと用心しておくこともあろう、また服用錠剤からの副作用にも気を配っていかなければならない。無論CT検査による放射線被爆にも注意しなければならないしと色々気付いたことが多い。

 

 結局この度の目まい騒動は、後期高齢者の仲間入りを契機に体から受取った挨拶と警告であると受取っておくこととしよう。

          






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